
東京23区北部に位置し、都内でも有数のターミナル駅・北千住駅がある足立区。東京23区で3番めの面積で、人口は5番めに多いマンモス区です。5つの路線が乗り入れる北千住駅のほか、日暮里・舎人ライナーをはじめ、計8路線が区内をカバー。都心へのアクセスも良好です。各路線の沿線で着々と開発が進行しているほか、6つの大学が区内にキャンパスを開設するなど、環境がよい文教地区へと変貌を遂げつつあります。足立区といえば、以前は犯罪件数の多さから、ネガティブなイメージがつきまとっていましたが、近年は自治体のさまざまな施策が功を奏して、住民も足立区に誇りを感じるほど劇的にイメージがアップ。東京23区のなかでも、今、最も注目したいエリアといえるでしょう。
CONTENTS
01| 足立区の概要:複数路線で都心へアクセス可能。定住率も高い
東京23区の最北端に位置し、北は埼玉県、さらに北区、荒川区、墨田区、葛飾区と接する足立区。隅田川と荒川に挟まれた千住地区と面積の大半を占める荒川の北側のエリアからなります。区域の東西が約11km、南北が約9kmにもなり、総面積は53.20平方km。東京23区の約9%にあたり、大田区、世田谷区に次いで3番めの広さとなります。
人口は約69万人。東京23区で5番目に多い人口を擁し、現在も少しずつ人口増加が続いています。これは、近年開業したつくばエクスプレスや日暮里・舎人ライナーの沿線で、一戸建て住宅や大規模マンションの建設が進んでいることが大きな要因です。
「あだち」の名の由来は、海辺の湿地帯で周辺に葦が多く生えていたことから「葦立ち(あしだち)」と言われたという説があります。大化の改新後に制定された地名に「武蔵国足立」があるように、古くから知られた土地です。なかでも、千住は、江戸時代になると日光街道と奥州街道の宿場町「千住宿」として賑わいました。
現在の足立区で賑やかなのは、荒川の南岸に位置し、江戸時代からの繁華なエリアで、現在は都内有数のターミナル駅である北千住駅を中心としたエリア。一方で、荒川の北側にも従来からの商業エリアである竹ノ塚のほか、東武伊勢崎線西新井駅周辺にも近年大型商業施設がオープンするなど、区内全域での利便性も高まっています。
都内北部のターミナルである千住駅の存在によって、都心へのアクセスが非常によいのも足立区の大きな特徴。鉄道は、JR常磐線、東京メトロ日比谷線・千代田線、東武伊勢崎線・大師線、京成本線、つくばエクスプレス、日暮里・舎人ライナーの各線が区内をカバーしています。
以前は、足立区といえば、「ヤンキーが多くて、犯罪が多発する街……」といった、ネガティブなイメージを持たれることが多かったものです。実際、2000年代はじめまでは犯罪発生件数で23区ワーストの常連でしたが、「ビューティフル・ウインドウズ運動」の展開などもあり、2010年代に入って犯罪状況は劇的に改善。23区内でも有数の安全な街になりつつあります。
また、治安状況とともに、変わりゆく足立区を象徴するのが、次々と開学する大学です。足立区の積極的な大学誘致活動もあり、約5,000人が学べるキャンパスのある東京電機大学や東京藝術大学をはじめ6つの大学が足立区へとやってきました。若者が街を闊歩し、賑わいの絶えない文教地区……これも足立区の新たな魅力となっています。
ここ10年、防犯対策や大学誘致をはじめさまざまな施策が実行され、変貌しつつある足立区。かつては、足立区民も地元にネガティブなイメージをもっていたようですが、近年、足立区が調査・発表した世論調査では、10年ほどでその評価も様変わり。半数の人が「治安がよい」「人に勧めたい」「誇りを感じる」と回答するほどに。また、国勢調査などのデータでは、20年以上同一区内に住んでいる人の割合が23区でトップ。住民の定住率が高く、住みやすさや街への愛着を感じている人が多いといえるでしょう。
ひと昔前の「治安の悪い街」のイメージで捉え、住まい選びの選択から外しておくのは、あまりにももったいないと言えるでしょう。
02| アクセスと主要駅:全8路線で区内をカバー。大手町へも15分でアクセス
区内を走る鉄道は全部で8路線。区域の中央部あたりを東武スカイツリーライン(東武伊勢崎線)、東部をつくばエクスプレスがそれぞれ南北に、区域南東部をJR上野東京ライン(JR常磐線)が走ります。この3路線はいずれも北千住駅を経由します。また、北千住駅には東京メトロ千代田線と日比谷線も乗り入れています。
区内西部を南北に走る日暮里・舎人ライナーは、13駅中9駅が足立区内に。隅田川と荒川に挟まれたエリアは京成本線が東西に走ります。さらに西新井大師への足となる単線の東武大師線もあります。
アクセスの中心となる北千住駅は、上記のように、JR1路線、私鉄2路線、地下鉄2路線が乗り入れるマンモス駅。乗降客数は国内で6位前後に位置し、東京駅よりも多く、都内では山手線駅以外で1位となっています。
都心主要駅へのアクセスは、上野駅まで約8分、秋葉原駅まで約10分(各日比谷線)、大手町駅まで約15分(千代田線)、東京駅まで約20分(上野東京ライン)、池袋駅まで約22分(千代田線・山手線)、新宿駅まで約31分(千代田線・山手線)となっています。
もし交通トラブルで電車が不通になっても別ルートで移動ができ、さらに少し歩けば千住大橋駅から京成本線が利用できるのが便利です。
かつては、区内を走る鉄道路線が少なく、多くの地域が路線バス利用となっていたこともあり、現在もバス路線が充実。都営、東武、国際興業、京成の各路線バスが区内をカバーしており、さらに、コミュニティバスのはるかぜ号が、12路線で運行中です。
03| メイン駅周辺の様子:東京23区北部最大の繁華街があり
江戸時代には宿場町として栄え、以来、東京の北の玄関口として賑わいの絶えなかった北千住。趣ある建物の点在する古くからの商店街、駅周辺の充実した商業施設、そして駅近くにある大学と、多彩な顔を持ちます。
北千住駅は大きく西口と東口に分かれます。西口は駅開業当時からの出入口にあたり、周辺は都内でも有数の繁華街となっています。駅直結でアクセス至便なのが「ルミネ北千住店」。都心のルミネ同様にファッション・雑貨から飲食まで多くの店が揃います。駅前はペデストリアンデッキとバスターミナルが整備されており、ロータリーの北側には複合施設の「千住ミルディス」が。「北千住マルイ」が核テナントとなっており、そのほかフードコートや専門店街が入り、人気の劇場「シアター1010」も館内にあります。
さらに西口には、「サンロード宿場通り商店街」「きたろーど1010」「宿場町通り商店街」「千住ほんちょう商店街」といった商店街があります。旧宿場町の雰囲気を今に伝えるような老舗の居酒屋、団子屋、絵馬屋なども。また、江戸後期に建てられた住宅なども大切に保存されています。中でも居酒屋は北千住の名物。老舗から新たに始めた店舗まで個性を競っており、下町酒場の聖地として人気です。古くからの建物が多く残るので、これらをリノベーションしたカフェやギャラリーなども千住の新しい顔といえるでしょう。
一方、東口は北千住の新しい顔になりつつあるエリア。2012年に東京電機大学の東京千住キャンパスが開設。一気に若者が増えました。駅周辺はファストフードチェーンをはじめ、学生も気軽に立ち寄れる飲食店が集まります。さらに東へと行けば荒川の堤防。駅周辺も含め撮影現場として数多くの映画やテレビドラマに登場しています。
また、西口の南側に、つくばエクスプレス開業と同時にできたのが仲町口。東京藝術大学千住キャンパスへのアクセスはこちらから。千住警察署、千住消防署などもこちらが便利です。
古きよきものと新しいものが渾然一体となり、独自の魅力を放つ千住駅周辺。周辺に住んで、その多面的な魅力をじっくりと掘り下げていきたくなります。
04| ライフスタイル別、足立区の住みやすい街3選
東京23区で3番目の広さを誇る足立区。エリアごとに大きく表情が異なるため、自分のライフスタイルに合った街選びが肝心です。まずは利便性を重視したい単身向けのおすすめ3エリアをご紹介します。
| エリア(主な駅) | おすすめ層 | 家賃相場 | 街の雰囲気・特徴 |
|---|---|---|---|
| 北千住 | 単身・共働き | 高め | 5路線利用可。商業施設が充実し活気がある |
| 綾瀬・北綾瀬 | 通勤重視の単身 | 標準 | 千代田線の始発・当駅始発があり座れる |
| 西新井 | 単身・DINKs | 標準 | 駅前の大型モールで全てが完結する便利さ |
| 千住大橋 | 新婚・子育て | 標準〜高め | 再開発エリア。街並みが新しくモール直結 |
| 梅島 | ファミリー | 手頃 | 区役所近く。落ち着いた住環境と安心感 |
| 竹ノ塚 | 子育て世帯 | 手頃 | 物価が安く、駅高架化で利便性が急上昇中 |
単身者は「利便性」と「アクセスのよさ」を重視
- 北千住:23区北部最大のターミナル、オンもオフも妥協しない街
5路線が乗り入れる都内有数の交通の要所で、大手町まで約15分と通勤利便性は抜群です。「ルミネ」や「マルイ」などの商業施設が駅直結で揃い、買い物や外食に困ることはありません。駅西口の飲み屋街は活気がありますが、近年は警察のパトロール強化や大学誘致により、女性の一人暮らしでも選びやすい街へと進化しています。 - 綾瀬・北綾瀬:千代田線の「始発駅」という圧倒的優位性
都心へ座って通勤したい方に最適なエリアです。北綾瀬駅は千代田線の始発駅、隣の綾瀬駅も始発列車が多く、朝のラッシュ時も快適に移動できます。駅周辺には物価の安いスーパーや飲食店が点在し、落ち着いた住環境が広がっています。家賃を抑えつつ、移動のストレスを最小限にしたいスマートな単身者に支持されています。 - 西新井:駅前ですべてが完結、自炊派も外食派も納得の住み心地
駅前の再開発が進み、大型モール「アリオ西新井」を中心に都市機能が凝縮されています。映画館やフィットネス、多彩な飲食店が徒歩圏内に揃い、休日も駅周辺だけで充実した時間が過ごせます。単身向けの新しいマンションも多く、治安の面でも安心感があるのが特徴。生活の質とコスパのバランスを求める方に最適です。
足立区 西新井駅西口の再開発された街並み
ファミリー層は「治安」と「教育・生活環境」を重視
隅田川最古の橋、千住大橋
- 千住大橋:再開発で美しく進化した、水辺の利便性エリア
駅前の再開発により、大型商業施設「ポンテポルタ千住」を中心とした現代的で綺麗な街並みが広がっています。駅直結で買い物が完結し、子育て世帯向けの新しいマンションも多いため、同世代のコミュニティを作りやすいのが魅力です。隅田川に近いリバーサイドの開放感がある反面、検討時は最新のハザードマップで浸水リスクを正しく把握しておくことが、安心な住まい選びのポイントです。 - 梅島:区の中枢ならではの「安心感」と「落ち着き」が共存
足立区役所の最寄り駅であり、警察署や消防署などの公共施設が集結しているため、非常に安心感のあるエリアです。駅周辺は落ち着いた住宅街で、遊具の充実した公園や保育園も多く、地に足のついた子育て環境が整っています。派手さはありませんが、日用品が揃うスーパーも充実しており、家族で穏やかに、かつ利便性も妥協したくない世帯に選ばれている穴場の街です。 - 竹ノ塚:鉄道高架化で利便性が急上昇、家計に優しい活気ある街
長年の課題だった踏切が解消され、駅高架化に伴い高架下施設や駅前広場が劇的にリニューアルされました。区内でも屈指の物価の安さを誇り、活気ある商店街や激安スーパーが揃うため、教育費にお金をかけたいファミリーの強い味方です。広大な「舎人公園」へもアクセスしやすく、休日に子どもと自然を満喫できる点も、育ち盛りの子どもがいる家庭に支持される理由です。
梅島にあるベルモント公園は、足立区と西オーストラリア州ベルモント市との友好親善のシンボルとしてつくられた
2022年3月に高架化が完成した竹ノ塚駅。「開かずの踏切が解消」し、より便利に
05| 足立区に住むメリット・デメリットは?
住まい選びに失敗しないためには、よい面と悪い面の両方を正しく理解しておくことが大切です。足立区のリアルな住み心地をまとめました。
メリット
- 23区内でもトップクラスの「家賃の安さ」
隣接する荒川区や北区と比較しても、同じ広さで月々数万円家賃を抑えられるケースが珍しくありません。固定費を抑えつつ、都内で広い部屋や築浅物件に住めるのは足立区最大の特権です。 - 「始発駅」があるため、通勤・通学が楽
北千住駅(日比谷線・千代田線・半蔵門線直通など)や北綾瀬駅、当駅始発がある綾瀬駅など、都心へ座って移動できる環境が整っています。「座れる」ことは、日々のQOLを大きく向上させてくれます。 - 「物価の安さ」で生活費にゆとりが出る
竹ノ塚や西新井をはじめ、区内には激安スーパーや活気ある商店街が多く、食費などの生活コストを抑えられます。共働き世帯や教育費にお金をかけたいファミリー層にとって、非常に家計に優しい街です。
デメリット
- 荒川氾濫時の「ハザードリスク」
足立区の大部分は東部・南部を中心に低地となっており、荒川が氾濫した際の水害リスクが懸念されます。
【対策】 居住エリアのハザードマップを必ず確認しましょう。マンションの2階以上を選ぶ、あるいは比較的高台にある区の西部(舎人方面)を選択肢に入れることでリスクを軽減できます。 - エリアによるアクセスの差が大きい
鉄道8路線が走る一方、駅から離れた「鉄道空白地帯」も存在します。こうしたエリアはバス便に頼ることになり、通勤時間が予想以上にかかる場合があります。
【対策】 自転車での移動を前提にするか、日暮里・舎人ライナー沿線など、バス移動が不要な比較的新しいエリアを検討するのがおすすめです。 - 特定の駅前の賑やかすぎる夜の雰囲気
北千住や綾瀬などの繁華街は、夜遅くまで営業する飲食店や居酒屋が多く、人通りが絶えません。夜の活気を「便利」と感じる人もいれば、「騒がしい」と感じる人もいます。
【対策】 賑やかな駅前を避け、徒歩10分以上離れた第一種低層住居専用地域を狙うことで、利便性と静かな生活を両立できます。
上記のようなデメリットが気になる場合は、無理に合わせる必要はありません。同じく家賃を抑えながら都内で暮らせるエリアとして、葛飾区や江戸川区も比較されることが多い街です。
それぞれに異なる暮らしやすさがあるので、あわせて見ておくと判断しやすくなります。
足立区はこんな人におすすめ!
- 家賃を抑えて、部屋の広さや新しさを重視したい人
- 千代田線や日比谷線を使って座って通勤したい人
- 大型ショッピングモールが近くにある環境で子育てしたい人
06| 治安:ワースト返上から「23区屈指の減少率」へ
足立区の治安について、かつての「危険な街」というイメージを抱いている方は多いかもしれません。しかし、最新のデータを見るとその印象はガラリと変わります。
数字で見る治安:ピーク時から約80%の犯罪減
刑法犯認知件数がピークであった2001年から現在までの推移を見てみましょう。自治体の徹底した取り組みにより、驚異的な減少を記録しています。
2001年:16,843件(23区ワースト)
2012年:9,141件
2015年:6,939件
2018年:5,230件
2020年:3,693件
2001年には年間16,000件を超えていた認知件数は、2020年には3,000件台まで減少。この減少率は23区内でもトップクラスです。
また、犯罪内容の多くは「自転車盗」などの非侵入窃盗が占めており、凶悪犯罪が突出しているわけではありません。「二重ロック」などの基本的な防犯対策で回避できるものが中心となっているのが現状です。
成功の鍵は「ビューティフル・ウインドウズ運動」
この劇的な改善の背景には、2008年に区が開始した「ビューティフル・ウインドウズ運動」があります。これは米国の犯罪学者が提唱した「割れ窓理論(ブロークン・ウインドウズ)」を参考にしたものです。
「割れ窓理論(ブロークン・ウインドウズ)」とは?
割れた窓ガラスを放置していると街全体が荒廃し、犯罪も多くなる。しかし、犯罪に至る前の「小さな芽」のうちに摘み取れば、街全体の治安が改善するという考え方のこと。
これを指針に、足立区では4警察署、ボランティア、学校、商店街が連携。青パトによる巡回や子どもの見守り、迷惑喫煙防止パトロール、さらには公園に花を植える環境美化まで実施し、確実に効果を上げてきました。加えて、防犯カメラの設置補助や街灯のLED化、大学誘致による「街の人の目」の増加も、治安向上を力強く後押ししています。
エリア選びのポイント:繁華街と住宅街の使い分け
住まい探しでは、足立区内のエリアごとの特性を理解することが大切です。
- 北千住・綾瀬などの駅前エリア
飲食店が多く非常に賑やかで便利な反面、夜間のひとり歩きは注意が必要です。「利便性なら駅近」「静かさなら駅から徒歩10分程度の住宅街」と使い分けるのが狙い目です。 - 西新井・舎人エリア
ファミリー層が多く、街灯や歩道も広く整備されています。夜間も比較的見通しが良く、安心して歩ける環境が整っています。
「足立区=治安が悪い」はもはや過去の話。現在は、「家賃を抑えつつ、防犯意識の高い安全な街に住みたい」というコスパ・タイパ重視の層にとって、23区内で最も賢い選択肢の一つとなっています。
07| 【災害対策】気になるハザードマップと水害への取り組み
足立区は荒川や隅田川、中川などの大きな河川に囲まれているため、住まい選びにおいて水害対策を知っておくことは非常に重要です。区では、全国でも先進的な情報発信を行っています。
足立区災害ポータルサイトと防災アプリ
足立区では、災害時の混乱を防ぐため「足立区災害ポータルサイト」を運用しています。災害の状況や区の対応など、災害が起きた時に知りたい情報が確認できます。
- 多言語対応
100以上の言語および「やさしい日本語」に対応しており、外国籍の住民も安心して情報を得られます。 - 足立区防災アプリ
事前にダウンロードしておけば、ハザードマップの確認や避難所の開設・混雑状況をリアルタイムで受信できます。非常時の情報がプッシュ通知で届くので便利です。
足立区災害ポータルサイト
あだち防災マップ&ガイド
足立区の防災ガイドでは、災害の進行に合わせて「どこへ逃げるべきか」が明確に示されています。住まい選びの際も、以下のキーワードを知っておくと安心です。
- 一時集合場所・避難場所
火災などから一時的に身を守る場所や、避難生活を送る場所です。住む家の集合場所や避難場所がどこに指定されているか、事前にマップで確認できます。 - 在宅避難
自宅が浸水しない高さ(マンションの上層階など)にあり、倒壊の恐れがない場合に、そのまま自宅で安全を確保することです。ただし、足立区では浸水が長期化する可能性があるため、十分な備蓄が前提となります。 - 縁故等避難
区外の親戚や知人宅、ホテルなど、安全な場所へ自主的に避難することです。
洪水・内水・高潮ハザードマップ
荒川、利根川、江戸川など、河川ごとのマップを公開しています。川が氾濫した場合の浸水可能性と浸水継続時間がひとめで確認できます。
例えば、マンションの高層階(浸水しない高さ)であれば、留まることが可能か」といった判断基準も、このマップとガイドを照らし合わせることで明確になります。
足立区が提供しているハザードマップ(洪水・内水・高潮ハザードマップの例)
足立区が提供しているハザードマップ(洪水・内水・高潮ハザードマップの例)
08| マドリームが選ぶ足立区のおすすめ銭湯
足立区といえば、東京を代表する銭湯の街。かつては千住だけでも30以上の銭湯があった、まさに銭湯の黄金地帯。数々の名物銭湯の中から、マドリームおすすめ銭湯を3か所をご紹介します。
①キングオブ縁側の異名をもつ「タカラ湯」
千住元町にある「タカラ湯」は1927年の開業で、伝統的な宮造り千鳥破風(ちどりはふ)の堂々した構え。今も往時の面影をそこここに残します。
タカラ湯の名物といえば、磨き込まれた縁側。そして、縁側に面し樹木と花々に彩られ、池には錦鯉が優雅に泳ぐ日本庭園。その佇まいはまさに風流。
「キングオブ縁側」の名に恥じぬノスタルジックな情景は、ドラマやテレビCMにも度々登場。きっと、目にしたことがあるでしょう。
②おしゃれタイル絵が評判の「堀田湯」
西新井の「堀田湯」は、創業80年になる老舗の銭湯ですが、2022年4月にリニューアルオープンしました。
「堀田湯」のシンボルである、葛飾北斎の「桜花と富士図」のタイル絵は、改装後も健在。そのクールジャパンの極みともいえる絵柄の魅力は世界的に有名で、某有名ファッション誌の撮影にも使われたほど。もう一方の浴室(女湯)のタイル絵は、歌川広重の名所江戸百景『千住の大はし』。迫力ある絵が浮世絵の世界へと誘ってくれます。
リニューアルでスタイリッシュに生まれ変わった「堀田湯」。伝統のタイル絵を湯船から堪能したら、大型の露天風呂や都内初の「ウォーリュウ(ウォール+ロウリュウ)」式サウナなどをぜひ楽しんでみては。
③ヌルヌルした肌触りの軟水が話題の「若松湯」
五反野駅から徒歩6分ほどの場所にある、1955(昭和30)年創業の「若松湯」。店の看板に「美肌軟水」と書かれているように、お湯にはこだわりの軟水を使用。地下から汲み上げた井戸水を、屋上にある装置でカルシウムやマグネシウムを除去しています。細かい水の粒子で感触はヌルヌル。湯上がりに顔がつっぱらない、髪がきしまないと評判です。
浴槽は軟水風呂のほか、9種類の薬草を配合した漢方薬湯の岩風呂。節句の菖蒲湯や秋のカボス湯など季節のお風呂があるのも魅力です。95℃のドライサウナと水風呂も完備。アメニティにも力を入れていて、男湯では夏はひんやり感が楽しめるボディソープやヘアシャンプー、女湯では定期的にアメニティのブランドを変えています。
「子育て応援とうきょうパスポート」の提示と、毎月第1・3土曜日の「親子ふれあいの日」は、料金の割引きを行っておりファミリーみんなで楽しめるサービスも充実しています。
09| 独自の支援制度:ファミリーに寄り添う独自の子育て支援制度
足立区では、独自の子育て支援制度が充実。子育て世代のニーズに応え、子育てに寄り添う各種の施策を展開しています。その代表的なものをご紹介。
- 産前・産後家事支援事業
区内在住で、出産予定日の6週間前から出産後3カ月までの妊産婦がいる家庭が利用できるもの。自宅に家事支援ヘルパーを派遣してもらえ、食事の準備・後片付け、衣類等の洗濯、居室の清掃及び整理整とん、生活必需品の買い物といった家事の補助が受けられます。 - 子ども預かり・送迎支援事業
地域における子どもの預かり援助。小学生までの子育てをしている家庭を対象に、自宅または子育てホームサポーター宅で子どもの預かりなどを実施。登録すると支援内容のヒアリングがあり、区認定の子育てホームサポーターを派遣してもらえます。一時的な預かり、保育園などの送迎、検診や予防接種などへの付き添い補助などが支援してもらえます。 - きかせて子育て訪問事業
子育て経験者などのサポーターに出産・子育ての悩みやグチを自宅等で聞いてもらえる制度。区内在住で、妊娠中、あるいは未就学の子どもの子育てをしている人が対象です。 - あだちマイ保育園
実家のように気軽に立ち寄れる保育園を目指すというもので、区立保育園・こども園を身近な子育て支援の拠点として、子育てに対する負担感や不安感を軽減してもらえます。登録すると保育士などによる「子育て相談」を利用でき、「あだちマイ保育園だより」で園の情報を得ることができます。
10| 足立区の家賃相場:23区内でも屈指のコストパフォーマンス
足立区の家賃相場を隣接する区や比較的安価と言われる区と比較してみましょう。下記のデータを見ると、足立区が23区内でもトップクラスの家賃が安いエリアであることがわかります。都心へのアクセス利便性を維持しつつ、住居費を抑えてゆとりある暮らしを送りたいなら、足立区は外せない候補といえるでしょう。
| エリア | 1K | 1LDK2LDK | 3LDK | |
|---|---|---|---|---|
| 足立区 | 8.46万円 | 13.66万円 | 17.00万円 | 21.26万円 |
| 荒川区 | 9.91万円 | 17.63万円 | 22.95万円 | 25.44万円 |
| 北区 | 10.49万円 | 17.10万円 | 23.10万円 | 29.43万円 |
| 江戸川区 | 8.65万円 | 16.07万円 | 21.04万円 | 23.93万円 |
※単位:万円
※家賃相場は2026年4月の目安であり、物件の築年数や駅からの距離により変動します。
「家賃が安いと治安が不安……」と感じる方もいるかもしれませんが、近年の足立区は再開発が進み、特に北千住や西新井周辺は綺麗に整備された街並みが広がっています。価格を抑えつつ、質の高いマンションを選べるのが現在の足立区の魅力です。
11| 近隣エリアと比較して検討したい方へ
足立区とあわせて、家賃や住み心地を比較されることの多い近隣エリアもチェックしてみてください。それぞれの街の特徴を知ることで、自分に合う場所がよりクリアになります。
また、北千住で生まれ育った俳優の村井良大さんが語る、北千住の魅力もチェック。






