公開日: 2023.08.31 最終更新日: 2026.05.28

大阪市鶴見区の治安と住みやすさは? 子育て支援や人気エリアを解説

大阪市鶴見区の治安と住みやすさは? 子育て支援や人気エリアを解説

鶴見緑地と鶴見区の風景

「大阪市内で引越し先を探しているけれど、治安が心配……」そんな方に最もおすすめしたいのが鶴見区です。大阪市24区内で犯罪認知件数が少ない方から2番目という高い安全性を誇り、2026年現在も「子育て世帯が住みやすい街」として注目を集めています。本記事では、手厚い塾代助成などの最新支援制度から、横堤・鶴見緑地など人気エリアの住み心地、実際の家賃相場まで、プロの視点で徹底解説します。

編集部:マドリーム

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01| 大阪市鶴見区の概要:大型ショッピングモールまで車で約10分

花博記念公園鶴見緑地(山のエリア・風車の丘)
©(公財)大阪観光局 花博記念公園鶴見緑地(山のエリア・風車の丘)
©(公財)大阪観光局

大阪市鶴見区は、人口約11万1,409人(2026年3月末日現在)、面積8.17平方km。東西に流れる寝屋川の北側は、比較的整備され新しい建物が多いエリア、南側は古い町並みの住宅街が広がるエリアと雰囲気の違いはありますが、全体として交通の便がよく、買い物にも困らない住みやすい街です。

北隣の守口市にまたがる形で広がる「花博記念公園鶴見緑地」は、手軽に自然を感じられるスポットとして、多くの区民に親しまれる場所。毎年秋には鶴見区民祭りも開かれており、パレードやステージで盛り上がります。中心街から車で10分ほど行けば、大型スーパー「コストコ」と大型ショッピングモール「三井ショッピングパークららぽーと門真・三井アウトレットパーク大阪門真」があり、こちらも週末のお出掛けスポットのひとつになっています。

02| 治安地域で見守る体制でファミリー層も安心

1990年の花博開催に伴い道路整備が進んだエリアが多く、道幅が広く街灯が整備されているため、夜間の死角が少ないことや、区内に大規模な歓楽街が無いことが特徴です。大阪府警察が発表している犯罪統計によると、2024年の大阪市の刑法犯発生件数(認知件数)は40,001件。そのうち鶴見区は897件で、市内24区の中では少ない方から7番目です。区内にある11の小学校すべてで、1~2台の青色防犯パトロールカーによる防犯活動が行われているほか、鶴見区老人クラブ連合会会員(約4,000名)による「こどもたちえおみまもり隊」など地域で子どもたちを見守る体制が整っています。これらの安心感がファミリー層に選ばれる理由の一つです。

03| ファミリー世帯に人気の「安全なエリア」はどこ?

鶴見区内でも、特に治安面で定評のある2つのエリアを解説します。

1つ目は、区の中枢である「横堤駅周辺」。区役所、警察署、消防署といった公的機関が集中する「官庁街」の側面を持ち、心理的な安心感が非常に高いエリアです。夜間も街灯が多く、駅直結のイオンモール周辺は人通りが絶えないため、一人暮らしや帰宅が遅い方にも適しています。

2つ目は、「鶴見緑地周辺」。広大な公園を擁する開放的な街並みが特徴です。視界を遮る高層ビルが少なく見通しがよいため、子どもの登下校を見守りやすい環境が整っています。ただし、夜間の公園付近は人影がまばらになる場所もあるため、ファミリー世帯には駅から公園までのメイン通り沿いの物件が特に人気です。

04| アクセスと主要駅:大阪中心街へ15~30分でアクセスが可能

大阪メトロ鶴見緑地駅 大阪メトロ鶴見緑地駅

大阪市鶴見区には、大阪メトロ長堀鶴見緑地線とJR片町線が走っており、4つの駅があります。大阪メトロ「鶴見緑地駅」や「横堤駅」からは、大阪ビジネスパーク駅まで約10分、心斎橋駅まで約20分で直行が可能。梅田駅にも、乗り換え1回・約30分で出ることができます。

JR「放出駅(はなてんえき)」からは、新大阪駅までは直通で約15分。大阪駅へは乗り換え1回・約15分、中之島駅へも乗り換え1回・約30分でアクセスできるので、大阪中心街への通勤・通学にはとても便利です。

05| メイン駅周辺の様子:買い物環境のよさが大きな魅力

鶴見区民センター
提供:大阪市鶴見区 鶴見区民センター
提供:大阪市鶴見区

区役所や区民センターなどが集まるのは、大阪メトロ横堤駅の周辺エリア。駅から徒歩5分ほどの所には、スーパーマーケットからファッションや日用品の店舗、フィットネスクラブなどのサービス施設も入った「イオンモール鶴見緑地」があるので、ほとんどの買い物はここで揃います。近隣には、業務スーパーやコンビニエンスストア、家電量販店、惣菜店なども点在しているので、ほしいものがあれば、必要なタイミングですぐに買い求められる環境です。

06| 買い物や緑を楽しめる休日のお出掛けスポット3選

鶴見区のお出かけスポットといえば、大阪市屈指の緑地公園「花博記念公園鶴見緑地」や大型ショッピングモール。週末に家族で出掛けるのにぴったりな、おすすめの場所を紹介します。

①四季折々の花や野鳥に出合える都会のオアシス「花博記念公園鶴見緑地」

花博記念公園鶴見緑地(大芝生)
©(公財)大阪観光局 花博記念公園鶴見緑地(大芝生)
©(公財)大阪観光局

1990年に開催された「国際花と緑の博覧会」の会場跡地を再整備・新規開発して作られた広域公園。123万平方mと広い敷地の真ん中には渡り鳥が羽を休める大池があり、その周りに季節の花が咲き誇る「風車の丘」や日本庭園、バラ園、大芝生、ハナミズキホール(鶴見スポーツセンター)などが点在しています。さらに乗馬園や球戯場、バーべキュー場、温水プールも備えたスポーツセンターなどもあり、週末を中心に、ピクニックに来た子ども連れから季節の花を見に来た人、スポーツ施設を利用する人まで、多くの人々でにぎわっています。園内では、マルシェなどのイベントも開催されます。

②多彩な気候帯の植物を間近で見られる「咲くやこの花館」

咲くやこの花館
©(公財)大阪観光局 咲くやこの花館
©(公財)大阪観光局

花博記念公園鶴見緑地内にある総合植物館。もともとはEXPO’90「国際花と緑の博覧会」で大阪市のパビリオンとして使われたもので、館名は古今和歌集に納められた古歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」に由来します。

建物内は、ヤシやガジュマルなどが見られる「熱帯雨林植物園」、色鮮やかな花々が咲く「熱帯花木室」、サボテンや多肉植物を中心とした「乾燥地植物室」、可憐な山岳部の花が見られる「高山植物室」、スイレンの池もある「外部庭園」の5つのゾーンに分かれており、5,500種、約15,000株の植物を温室栽培・展示。一巡りするだけで、地球上のさまざまな気候帯に分布する植物を観察することができます。

館内に設けられた多目的ホール「フラワーホール」は、来館者の休憩所やイベント会場として使用されており、特別展やワークショップなども開催されています。

③約250店舗が集まる大型ショッピングモール「三井ショッピングパークららぽーと門真」・「三井アウトレットパーク大阪門真」

三井ショッピングパークららぽーと門真&三井アウトレットパーク大阪門真 三井ショッピングパークららぽーと門真&三井アウトレットパーク大阪門真

初の「三井ショッピングパークららぽーと」と「三井アウトレットパーク」の複合施設として、2023年4月にオープンした大型ショッピングモール。大阪初出店20店舗、関西アウトレット初出店18店舗を含む251店舗が出店しており、ファッション、グルメ、雑貨、赤ちゃん用品、アウトレット、家電、スポーツまで、日常的な買い物から特別な買い物まで楽しめる空間になっています。

屋上は芝生広場になっており、大型すべり台や築山トンネルなど、子どもたちが楽しく遊べる遊具が充実。館内は、おむつ交換室やキッズトイレ、授乳室なども充実しているので、小さい子ども連れでのお出掛けも安心です。

ライター:立花裕子(MAP&NEWS.net)

07| 独自の支援制度:塾代・習い事費用を月最大1万円助成

大阪市鶴見区は、大阪市共通の制度として、0~18歳の子どもは医療費・訪問看護利用料が一つの医療機関ごとに1日最大500円となる「こども医療費助成制度」があります。現在は所得制限が設けられていますが、2024年4月にはすべての子どもを対象に医療費助成等を行うため、所得生威厳が撤廃されました。

そのほか、子育て関連の取り組みとしては、自宅を訪れてくれる保育士などに、0歳~未就学児の子育てについて相談できる「つるみにこにこ訪問」の利用が可能。鶴見区役所3階に設けられた、未就学児と保護者が一緒に遊べる「つるみっ子ルーム」は、保護者の情報交換の場所にもなっています。

また、大阪市独自の取り組みとして、小学校5年生~中学生の塾の代金や習い事費用を、1人あたり月額1万円まで助成する制度もあります。令和8年4月利用分からは、スマートフォン等を用いた「デジタルクーポン」として発行されています。※希望に応じて従来の教室に直接持参する「カードクーポン」の利用も可能。

08| 知っておきたい家賃相場と新築物件の価格帯

大阪市鶴見区の賃貸物件の家賃相場は次の通りです。(2026年5月時点)

1K:60,200円
1LDK:80,200円
2LDK:114,800円
3LDK:139.800円


大阪市鶴見区の新築・分譲一戸建ての価格相場は、3,000~6,000万円台です。
中古マンションの価格相場は、2,000万円台となっています。

大阪市鶴見区とその周辺の2LDK家賃相場を比較すると、鶴見区:114,800円、城東区:152,400円、旭区:139,400円、東成区:160,900円、大東市89,600円、門真市:114,900円となっており、鶴見区は大阪市のなかでは暮らしやすい家賃となっています。

09| 安心して暮らすために知っておくべき注意点

住宅街の死角

閑静な住宅街は夜間に人通りが極端に減る場所があるため、大通りを通るルートを確認しておきましょう。

自転車の施錠

放出駅や横堤駅周辺の駐輪場を利用する際は、二重ロックを徹底するなどの自衛が推奨されます。

治安がよいという数字に甘えず、最低限の防犯意識を持つことで、より快適な生活を送ることができます。

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